キャブクーパー納車点検
2012年09月11日
ご注文をいただいていたミニの納車点検です。一見調子よさそうですが、実はものすごく調子悪いんです。
下廻りやエンジンルームを洗浄して、必要なパーツを拾い上げていきます。
右リアードラムは、スプリングを掛け間違えてあります。
とりあえず、掛け直しておきます。これが正解
左リアードラムをめくると、シリンダーからオイルがダダ漏れです。
部品が入ってきましたので、Rシリンダーを交換してライニングも交換。当然左右とも
キャブの辺りがえらくガソリンくさいので、ホースかと思うとキャブからオーバーフローしてます。
でオーバーホール。フロートのOリングにコーキングがしてあります。フロートレベルも狂っていて調整。これも調子の悪い原因の一つです
マニのパッキンも良くなさそうなので交換。
スティディブッシュの上側はボロボロです。パーツはドゥトレーディングの強化ゴムタイプ当店はこれがお勧めです。
交換
ロアスティディもボロボロ
リアーのハブボルトも一本折れて短くなっているので交換。
タペット調整もして
タペットカバーのパッキンも古いやつをはぐるのにアングリしながら交換。
セレクターシールからオイル漏れがあり、ブーツもボロボロなので交換
プロポーショニングバルブからもオイル漏れがあるので交換。ここはチェックしにくいですが、結構オイル漏れをしている車があります。ブレーキオイルなので、漏れがある時は早めに交換してくださいね。
ブレーキタンクのふたも汚くなっていますので、ばらして綺麗にします。
プラグは通常6番ですが、お客さんを見て7番に交換。
フルトラのモジュールは現在は不都合ありませんが、点検をしていると近い先に調子悪くなりそうな兆候があるので交換します。
ついでにデスキャップ、ローターアーム、プラグコードも交換しときます。
最後にサーモスタットも交換です。この車は何箇所かの不都合があり正常に戻すのに結構時間がかかりましたが、絶好調に。この後車検に行きましたが、排ガスも大変くりーんです。キャブクーパーはランオンする車が多いですが、本来はしませんよ